壱岐雄介
 亡くなった父の才能を受け継ぎ,陸上選手としての並はずれた才能を持つ、「日本海の疾風」と呼ばれる若者。
 小学4年生の時に長崎県学童陸上大会に出場,100m走と走り幅跳びで学童日本記録を出し,その後リレーでも6年生に混じってアンカーとして出場,波切島を初めて優勝に導く。
 その後,長距離の方へと徐々にシフトしていく・・・
篠宮奈緒子
 小学4年生の時遊びに来ていた波切島で,不運な事故に遭い,その結果雄介の父健介を死なせてしまう。
 その後,再び波切島に戻り,雄介の兄大介と共に波切島駅伝大会に出場し襷をつなぐ。
 奈緒子は自分のせいで不幸にしてしまった雄介に負い目を感じながらも徐々に惹かれていく・・・
壱岐大介
 雄介の兄。心優しい大介は,勉学にも才能を発揮し,医者を志す。
 奈緒子が中学生の時転校してきて依頼,奈緒子に惹かれていくのだが、その気持ちを伝えることなく福岡の大学に進学する。
壱岐健介
 雄介,大介の父。かつて陸上選手だった健介は,漁師の傍ら波切島高校の陸上部監督をしていたが,海に落ちた奈緒子を助けるために飛び込み,帰らぬ人となる。しかし,彼の残した言葉は,雄介の心の中にいつまでの生き続けるのだった。
壱岐和子
 雄介,大介の母。健介亡き後,品川病院で看護婦として働きながら,健介の意志を継ぎ,雄介と大介をおおらかに育てていく。
品川圭剛
 大介の親友。大介,奈緒子と共に波切島駅伝大会で活躍する。壱岐和子が働く品川病院の長男。
西浦監督(西浦天宣)
 通称「ふとっちょ」。
 波切島高校駅伝部の監督として,徹底的に雄介たちを鍛え上げていく。中盤以降に登場する。
本田大作
 陸上選手としての将来を夢見ながらも、実業団ランナーとして満たされない日々を送っていた本田は、海の中道で開催された家族マラソンで、雄介の走りを目の当たりにし、それを期にマラソンへ転向する。雄介のことを知るために波切島を訪れた本田は、大山権太が波切島にいることを知り、指導を受けるべく居候を決め込む。
権じい(大山権太)
 漁師になることを希望した雄介が,弟子入りを志願した波切島の漁師、権じいは,実はかつて徹底的に陸上理論を研究した天才的な学者であった。雄介の才能を見抜いた権じいは,漁師の手伝いを通して中短距離向けの基礎トレーニングを施し、徐々に雄介の才能を開花させていく。そして本田も,権じいの元で徐々に心を開いていく。

To Be Continue・・・

ホーム