会報21

お熱いのがお好き


第3期は鹿児島の写真です。鹿児島の朝一の風景ですが、
いったいどこが朝一? って感じのささやかなものでした。


 今年水産課長に赴任されたG氏はお互いヒラの頃からの酒飲み友達です。日本酒が好きなのは結構なのですが、熱燗が好みという性癖の持ち主で、三倍醸造でもOKという人なので困ってしまいます。

 最初赴任されたときは、昔なじみの「太郎」で白鹿の熱燗つき合わされて閉口しました。その後、課の飲み会では相変わらず熱燗のようですが、私と飲むときはとりあえず冷酒を飲みながら仕事での自慢話や愚痴を言っています。

 先日、「焼き鳥が食べたいけど「髭」や「かおる」には行きたくない!」とおっしゃるものですから、私も行ったことがなかったけど、Gさんが一度会ってみたいというKさんも誘って郷ノ浦港の「ひげだるま」へと出かけました。

 6時の開店と同時に店に入り、基本のビールと焼き鳥&ホルモン焼きを発注。付け出しの枝豆をはぐはぐ食べながら待つことしばし、順次登場したつまみを「まぁまぁじゃん。」と食べながらビールを飲み干し、横目でチェックを入れといた冷蔵ケースのお酒をお願いすることにしました。Gさんが秋田の新政、私が高知の酔鯨、Kさん用に山形の出羽桜を注文し早速飲み比べたところ、五島さんは酔鯨がお気に召したらしく無理矢理有無を言わさず交換と相成りました。新政もおいしいのにね。ここでアジ、ヒラス、ヤリイカの刺身盛り合わせも発注、お酒との相性を楽しみました。

 ところで、ここは冷酒1杯600円で、一合升に六尺程度のグラスをセットして出すシステムでしたが、通常この組合せで出す居酒屋はグラスからお酒をあふれさせてお客さんを喜ばせるものです。ところがここの店員はどいつもこいつもグラスにすり切りにしか注がず、下の升はいったいなんだという感じでした。ちょっと許し難いですね。  お勘定の方も一人当たり4,700円と結構な値段で、岡山の華美心という超甘口マイナス6度のお酒を2杯サービスしてくれましたが、それでもこれなら「○辰」でしみじみすればよかったなぁと思うものがありました。居酒屋は一人3,000円まででしょう。

 ちなみにGさんは甘い甘い華美心もフルーティだとおっしゃっていましたが、なんだかやっぱり熱燗親父だと思いました。Kさんをしばらく預かって磨くらしいし・・・。

 ただし、お酒の楽しみ方のひとつに酒器があるのは事実です。姿のいい徳利や猪口でお酒を飲むのは結構お洒落だと思います。G課長蛍茶屋の金持ちボンボンだからねぇ。

 ついでに私は熱燗は苦手ですが、純米酒のぬる燗は結構好みです。秋口以降はイワシの刺身やサンマやサバの塩焼きでキュッと一杯やりたいものです。

 でもまだ夏なので、アジを肴にきりりと冷えたおいしい酒をチビチビ?飲むことにします。ところが一人では飲まないんですよねぇ、意外にもこの人は。

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