会報24

越後のお酒



旧鹿児島県庁舎の前面部分を移設し県政記念館として公開しているそうです。

 本旨にはずれて段々単なる日記帳になってきたので、今回は新潟のお酒について真面目に書きます。

 おいしい日本酒の代名詞のようになっている「越乃寒梅」をはじめ、寒梅とならんで越後三梅と称される「峰乃白梅」「雪中梅」、最近人気の「八海山」や夏子の酒として有名な「清泉」、独特の香りと飲み口で特に女性の支持を得ている「上善如水」など、全国に名をとどろかせているお酒が新潟にはたくさんあります。

 味はどちらかというとサラリとした辛口と評されることが多いですが、さて実際のところ本当においしいのでしょうか。

 先日三木屋をのぞいたとき、一般的には12,000円程度で売られている「越乃寒梅」と、同じく8,000円程度で売られている「八海山」がいずれも3,500円の良心価格で販売されており、「よく(この価格で販売できる)入手ルートを見つけましたねぇ。」とお話したところ、「まぁ中身もたいした酒ではないから。」と返答がありました。実は私もそう思っています。

 新潟のお酒は「水のよう。」とその味わいを表現されることが多いですが、「じゃあ水飲んでればいいじゃん。」と私などは思ってしまいます。すっきりしていることはしていますが、なんか芳醇さに欠けてて痩せた印象を受けます。あと「上善」もいわゆる白瀧酵母独特の香りと風味が段々鼻についてきて私はあまり好みません。八海山だけは幾分ボディがしっかりしていてまだましかなぁと思いますが・・・。

 同じ新潟のお酒でも佐渡の「北雪」はボディがしっかりしていて、佐渡の荒波にもまれた海産物との相性がいいだろうなぁと思わせる酒質です。どうせ飲むならこっちの方がいいと思います。

 それでも一度寒梅を飲んでみたいという方は、今がお買い得ではあります。三木屋まで走っていかれたらいかがでしょう。

 越後と言えば上杉謙信でしょうが、その幼名にちなんだ「越乃景虎」といったお酒もあるようです。最近はインターネット上でもいろいろな酒屋さんやグループがお酒の販売をやっていますが、新潟県のお酒は「越後銘門酒会」という販売グループでたいてい手にはいるようです。興味のある方は一度アクセスされてはいかがでしょうか。

 さて、私ども自主研究グループ「波切島ランナーズ・MARKU」の今年度視察は「夏子物語」や「亀の翁」、「清泉」などを製造・販売している久須美酒造(新潟県三島郡和島村小島谷っていうところにあるみたいです。)を予定しています。今年度も無事研究グループの指定を受けられることやら、それがちょっと心配な今日この頃です。

  戻る