会報27

MARKU



鹿児島県県民交流センターから鹿児島の官庁街を望む。
右手に見えるのは鹿児島家庭裁判所。左側が鹿児島地方裁判所
その後ろの正面が法務省の合同庁舎

 タイトルを見て車を連想した人は普通の人、黒いガンダムを連想した人はちょっとオタク、吉田拓郎の曲を思いついた人はかなり年期はいってます。

 会報24で心配していた自主研究グループ「波切島ランナーズ」は、何とか今年度も無事指定を受けることができました。これで昨年の長野県松本市ならびにアメリカ合衆国視察に引き続き新潟県等への視察ができます。

 昨年から活動を始めた「波切島ランナーズ」は、壱岐を舞台として展開するビッグ・コミック・スピリッツ連載の漫画「奈緒子」をうまく活用して、壱岐の観光や物産振興に役立てようと、いろいろな政策提案をしています。が、合併のとん挫により物事がうまく進まなくなり悲しい思いしているところです。さらに最近の官庁速報によると、提案の中核となっていた行政として手がけるべきアイデアの事業化は北海道に先を越されてしまったようで、またまた悲しい気持ちになっています。

 まぁそれはそれとして、今年は雪が降る前に「夏子の酒」のモデル蔵である久須美酒造を訪ねなければなりません。

 昨年のネタで、松本市を舞台とした「白線流し」もTVでは見たこと有りませんでしたが、今年のネタであるTV版「夏子の酒」も私見たことがありません。よって漫画の舞台が実はどんなところなのか全く情報皆無です。はたして今年も風呂敷が上手くたためるかかなり心配です。

 「夏子の酒」は酒造好適米の復活と、女性が酒造りに関わることをタブー視することへの挑戦が物語の縦糸になっています。前にも紹介したとおり「夏子」のモデルは男性ですが、酒造好適米「亀の翁」の復活ストーリーは実話です。私としては、漫画やTVで全国に紹介されたことが地元にどんなメリットをもたらしたか、また商品の売れ行きや作品とのタイアップの手法について勉強してきたいと思っています。

 さらに、せっかくお酒どころに行くわけですから、自分の舌で確かめた九州では手に入らないおいしい銘柄の数々をサンプルとして購入してきたいと思っています。ちなみに、私の計画では新潟での調査後、商品流通実態調査を兼ねて富山、石川と行脚してきたいと思っていますのでこりゃ結構大変です。これらの地方で何かお目当ての銘柄がございましたらご連絡をお願いします。実費にて承ります。

 今年度の自主研究グループは、グリーン・ツーリズム担当のお酒博士、農林課のE藤係長を加え、体制がさらに充実!したことを受け、名称も「波切島ランナーズ・MARKU」へとモデル・チェンジしました。進化したはずなんですけど、くれぐれもリコールされないよう気をつけたいと思います。

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