会報29

わかさの秘密



鹿児島県県民交流センターの庇でひっくり返っていたクワガタ。
夏ですねぇ。

 8月25日の金曜日、我が班のゴールデン・ルーキーK森主事の成人とエースT田主事の辰年の年女を祝うという名目で、我が家で飲み会を開催しました。

 配属された当初はおっかなびっくりの様子で窓口での対応もおぼつかなかったK森主事も、誕生日を迎えた頃から急にレベルがあがり、フロントラインとしての役割をこなすようになったきました。ほんとに最初は長崎バイオパークのプレーリードッグみたいな挙動で、はたしてどうなることやらと心配していましたが、ここへきて一皮剥けたようです。

 T田主事はというと、最近の日照り続きで頭の皿が乾いたせいか、体調崩してたようで若干心配しましたが、まぁ飲み食いさせれば治るだろうと宴会を強行しました。

 メニューは主賓の好物をということで、大阪風お好み焼きに鳥の唐揚げ、焼きうどんと屋台風にし、年長者には焼き茄子に冷や奴というあっさり系でもてなしました。

 お好み焼きに関しては、うちの奥さんが大阪のおばちゃんからコツを伝授されたおかげで見事開眼して、焼き上がりに時間がかかるけど、それはそれはおいしいものができあがります。好評に気をよくしてか最近よく昼食にでてきます。五島うどんを使った和風の焼きうどんも美味しいです。まぁそういったものをつまみながら、主賓二人には神戸ビールを、残る接待役2名はドライを飲んでるうちに、自然といつものように日本酒を飲む会へと移行していったのでした。

 今回の銘柄は、日本名門酒会が企画している「杜氏の腕比べ」シリーズから、福井県の「わかさ」を堪能しました。日本酒度+1のフルーティな甘口で、ミディアムボディの逸品です。印象としては同じく福井の銘酒「黒龍」に似た味わいで、私は好みです。価格も一升2,500円とお手頃ですし、立派なお酒だと思います。

 若狭湾に面する小浜市にある「鰍かさ富士」は江戸時代に創業した「吉岡酒造」と「若君酒造」が昭和41年に合併してできた酒蔵です。上述したように「軽快な甘口」を標榜しており、小浜漁港に水揚げされる甘鯛や鯖をはじめとした若狭の海の幸によく合うのではないでしょうか。

 もう一本、ホスト役のU川主事牛年生まれが持参してくれたのが、鳥取の「日置桜」です。山陰のお酒は以前紹介したとおり独特の酸味があったり、口に含んだときなんだか「モコモコ」した印象?があったりでとても個性的です。3週間前我が家を襲ったS藤T雄なぞは、山陰の雪の露天風呂で飲む地酒をことのほか愛していらっしゃいます。どうやら不思議な魅力があるようです。

 美味しいもの食べて飲んでこその人生。楽しくすごせるようお互い心がけましょう。

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