松山城前の庭園。市内が一望できる。
一太郎添付の岩波国語辞典で「天狗」を検索すると、
@ 顔が赤く鼻が高くて、神通力を持ち、自由に空を飛び、深山に住むという怪物。
A 自慢する人。「−になる」「釣−」▽自慢をすることを「鼻が高い」と言うところから。
と解説されており、研究者新英和中辞典では a long-nosed
goblin と記されています。
会報2で紹介した「天狗舞」は、漫画「美味しんぼ」に繰り返し登場したことをきっかけに、ここ10年で最もブレークしたお酒ではないでしょうか。石川県産のこのお酒は、人気に溺れることなく常に格の違いを感じさせる酒質を誇り、いつ飲んでも期待を裏切ることはありません。
以前、一生独身を貫きそうになってる某バドミントン部の重鎮、K庁F課勤務のM主任を囲んで、同じく婚期を逃しつつあるアルバイトのねぇちゃんやG会のねぇちゃんたちとMさんのマンションで、当時一生懸命売り込んでいた有明海・橘湾産ナシフグの加工商材「長崎まがんば」のふぐ刺、ふぐ鍋を堪能するという催しを開催したことがあります。お酒は京都の「月の桂」と奈良の「春鹿」と雅な物を用意していったのですが、女を捨てつつある人達の勢いは2升では納まらず、とうとうM氏秘蔵の「天狗舞吟醸」が冷蔵庫からしずしずと登場することとなりました。
それまでの2本も結構いけてて、うまいうまいと飲んでいたのですが、「天狗舞」を開封したとたん、皆さんかなり酔っぱらっていたにも関わらず、何とも言えないすばらしい香りに圧倒され、これまたすばらしい味わいにさらにグビッと飲み進んでしまいました。1升5千円だけど、パーフォーマンスを考えれば納得って感じで、天狗が舞い踊るのも当然です。
この銘柄は「柔」というネームが入った純米酒もとても美味しいです。お酒屋さんで特に目的のお酒がなく、手ごろな価格でおいしいお酒が飲みたいと思ったらこれを買いましょう。香りは吟醸に負けますが、ボディがしっかりしていて、ウニとかナマコとかの海産物をつまみにじっくり飲むならばこちらがお奨めです。
ところで前述のM氏、鍋パーティ当時は賃貸でしたが、今は福田にマンションを所有し、かつヨットのオーナーでもあります。愛に年齢は関係ないとお考えの女性会員はご連絡いただければ紹介します。でもシャンプーとリンスは持ってないからね。ふふふふふ。
酔っぱらいのおねぇちゃんたちも、昨年に続き今年も来島予定だそうです。こちらも迎え撃つ気力のある男性会員は壱岐の平和と安全を守るため私にご協力下さい。
一人じゃ大変なんだもん。