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松山城にいる「坊ちゃん」のマドンナ
松山は小説「坊ちゃん」の舞台としても有名です。

 最初に宇宙人にさらわれたのは就職した夏の飲み会でした。それまでは酒飲んで昨日のことは覚えていないという先輩達の言葉を「そんなことはないだろう。」と眉唾もので聞いていたのですが、実際さらわれてみるとその間の記憶は全くなく、自己嫌悪に陥ったものです。

 最近は歳とったせいか、かなりの高確率で宇宙人が迎えに来ます。お酒もほどほどにしとかないととやっぱり自己嫌悪に陥りますが、それもしばらくの間です。

 記憶がぶっとんだ挙げ句の最大の経済的な危機は、いつもかけてるデンマーク製の眼鏡を見失った時です。みちのくプロレスの二回目の長崎巡業観戦後、後輩が当時職場にバイトに来ていてアップルTODAYにも出演していた「神尾さんが好きなんです。どうしましょう」という告白に、相談にのるふりして面白がって飲ませているうちにこっちも円盤に乗って、翌朝起きると眼鏡が見あたりません。冷たい嫁は「知らない!」というし、まぁ起きたときはまだ酔っぱらっていて、どこからかでてくるだろうと、それでも念のためにトイレの棚や靴箱、新聞受けなんかも開けてみましたがありません。出がけに郵便受けもみましたがやっぱりありません。しょうがないので予備のおフランス製の眼鏡かけて酔っぱらい状態継続のままイベント仕事にでかけ、午前中は眼鏡がない話で関係団体の皆様を爆笑の渦に巻き込みながらすごしました。

 それでも昼過ぎからの二日酔いとともに段々青くなってきて前日行った店やタクシー協会に照会してみましたがでてきません。そんなとき、かつて蛍茶屋から矢上まで酔った勢いで歩いて帰る途中宇宙人にさらわれ、竹藪のなかで転んで泥だらけになったところで意識を回復した過去を持つ上司Y村氏の、「酔っぱらいのやったことは酔っぱらいになれば思い出す。」の一言でまた飲みに行きました。さすがに当日はバス!に乗って家に帰り、さてどうしたものかなぁと考えながらトイレから出たところ、眼鏡立てそっくりの物体が目に入るではありませんか。ふっと中を観るとありましたねぇ重さ2グラムのエア・チタニウムが、みのりちゃんの黄色い長靴のなかに・・・。めでたしめでたし。うれしくて一緒に飲んでた皆様に電話しました。翌日またまた関係団体の皆様大爆笑です。

 先ほどのY村氏は竹藪に入り込む前は部下と靴で酒呑んでたし、酒で濡れた靴下を人の鞄に入れるという荒技もやったことがあります。他にもアパートの前の側溝にはまったまま寝込み翌朝新聞配達員に起こされたM川氏や嫁さんの実家の玄関脇の生け垣で寝ていたM谷君とか、いろんな人が宇宙旅行に旅立っています。身近なところでは郷ノ浦港のベンチで円盤から降りて目をさましたことがあるS君とかいますね。

 女性陣にも円盤搭乗経験者が結構いらっしゃるようです。転勤されたMさんは回数券持ってたみたいだし、最近ではA谷さんが大気圏外まで時々お出かけのようです。T田さんは宇宙からの指令を受けて「かおりん」に変身することがあるそうですが、私はまだ現認していません。T橋さんも便器型UFOにさらわれたことがあるそうだし。

 最近では支庁にバイトで来ていたF嶋さんが、「ミッキーの弁当お願い。」と言いながらジャムのトイレに吸い込まれ流れていくH課長の幻影を宇宙人に見せられ、「紙以外の物流しちゃだめって書いてあったのに。」ととても心配し、海まで捜しに行くと大騒ぎでした。彼女は脱いだ靴を冷蔵庫にしまっていたこともある立派な人です。

 でも女性陣の横綱はやっぱりKねぇちゃんでしょう、有効期間無限の円盤乗車定期券持ってるし。長崎でも酔っぱらっているんでしょうか?

 あっ今回お酒のこと何にも書いていない。まぁ勘弁して下さい。今週はいよいよ第一回会合です。皆さん体調を整えておきましょう。円盤にも定員はあるでしょうから。 

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